誰もいない教室に僕は ひとり、

廊下からは 男の子の楽しそうな叫び声や
少し遠くからは 女の子の笑い声。
遠く遠く、ゆっくりと時は流れて
酷く静かで冷たいこの空気が
強く、優しい

きみを待つこの瞬間が どうにも
愛しくて、
静かで冷たい教室に ひとりだというのに
何故か、すごく切なくて、
酷くあたたかい

きみの足音がすこし近くなって
目を閉じて 想うんだ

愛しいきみの笑顔を待ちながら。



ショッキンピンクの

(夕焼けで教室が朱に染まる瞬間、)
(足音はもう聞こえなくなって。きっともうすぐ扉が開く)




        おかえり、早かったね  
        はやく、会いたくて。ただいま!


夕焼け色の頬で、
 淡く微笑むふたり
2008.05.15
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